小川未明「赤い鳥」

抄寫:野村和之 攝影:高肇彤(哲學三)


小川未明「赤い鳥」

鳥屋の前に立たったらば
赤い鳥がないていた。
私は姉さんを思い出す。
電車や汽車の通ってる
町に住んでる姉さんが
ほんとに恋しい、なつかしい。
もう夕方か、日がかげる。
村の方からガタ馬車が
らっぱを吹いて駆けてくる。
鳥屋の前に立ったらば
赤い鳥がないていた。
都の方をながめると、
黒い煙が上がってる。 

小川未明「紅鳥兒」

站在鳥店前面時
有隻紅鳥兒啁啾。
我想起姊姊來。
有電車也有火車的
住在城市的姊姊啊
我真想她啊,懷念她。
都傍晚啦,天快黑了。
從村子邊一輛馬車
吹著喇叭轟隆隆地開過來。
站在鳥店前面時
有隻紅鳥兒啁啾。
看望都城那方向,
一團黑煙冒上來。
小川未明「赤い鳥」 小川未明「赤い鳥」 Reviewed by 書寫力量 The Power of Words on 3月 20, 2016 Rating: 5

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