室生犀星「小景異情 その二」


抄寫及攝影:野村和之(日研老師)


室生犀星「小景異情 その二」

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
室生犀星「小景異情 其二」

故鄉就是在遠處緬懷的地方
然後心裏悲痛地歌頌的地方
縱使
身處沒落而在異土淪為乞丐
難道敢逃回故鄉嗎?
一人看望都城的夕陽
思念故鄉而流淚
帶著這顆心
還要回遠處的都城去
還要回遠處的都城去
室生犀星「小景異情 その二」 室生犀星「小景異情 その二」 Reviewed by 書寫力量 The Power of Words on 2月 21, 2016 Rating: 5

沒有留言:

技術提供:Blogger.